外コン歩兵です。当ブログにお越し頂き有難う御座います!
どこかしらの省庁が発行しているぺーパーでPIPについて記載があったので、コンサル界隈でよく聞くPIPについて言葉の定義と実態を開設させていただきます。
PIPの定義
PIP(Performance Improvement Plan)とは、従業員の業績や行動が企業の期待する水準に達していない場合に使用されるツールです。目的は、従業員が自身のパフォーマンスを改善するための具体的なステップを示すことです。それは問題点の特定、改善が必要な領域、具体的な改善目標、期限、サポートとリソースの提供、そして成果の評価方法を定義します。PIPの目的は従業員のパフォーマンスを向上させ、成功を達成することですが、期間内に改善が見られない場合、解雇という結果を招く可能性もあります。
具体的にどんなことをしたらPIPに入れられるのか
親友の経験から得た教訓を共有したいと思います。彼は財務関連の案件にアサインされ、顧客から受領するExcelデータのクレンジングに難航していました。作業結果が期待に及ばず、上司が毎週のように彼のタスクを修正していました。この状況は2か月続き、彼のパフォーマンス評価に大きな影響を及ぼしました。結局、彼はPerformance Improvement Plan(PIP)への参加を命じられることになりました。
PIPの中では何をするのか
PIP(Performance Improvement Plan)がスタートしたら、まずは何をすべきか気になるところですよね。私の知る範囲でPIPで与えられるタスクをシンプルに説明すると、2つの主要な活動が待っています。
- 1つ目は、既に作成されたデックの模写。これは既存の成果物を基に、自分の資料作成スキルを高め、アレンジするというもの。ベースを理解することで、自分なりのオリジナリティを生み出すのが目標です。
- 2つ目は、簡単なOffice製品ドリル。ExcelやWordなどのツールを、より深く理解し使いこなすためのスキルアップです。
PIP卒業後の2つの世界線
PIP(Performance Improvement Plan)が終了した後、2つの世界線が待っています。これはあなたの将来のキャリアパスを大きく左右します。
まず、上手く行った場合。これは理想のシナリオですね。新たなアサインメントに挑み、そこで一定のパフォーマンスを発揮することができれば、あなたは通常の世界線に戻ることができます。つまり、PIP前の状態に戻り、通常通りにキャリアを進めることができるのです。
一方、上手く行かなかった場合、あなたはOffice製品ドリルの無限ループに陥る可能性があります。これは過酷な状況で、最終的に退職を選択する人も少なくありません。
しかし、どちらの世界線に進むことになれど、あなたにはコンサルティングファームで必要な最低限のスキルを磨くチャンスがPIPで与えられます。(※特に中途入社でOffice製品への理解が薄い場合) 具体的には以下に列挙する書籍を読むことで上記のスキルに対してキャッチアップすることが可能です。
結局のところ、PIPは辛い期間ではありますが、それは自分のアンダーパフォーマンスを受け入れ、必要なスキルを磨く機会でもあります。なので、不安に思うことなく、これを成長のステップと捉えてみてはいかがでしょうか?
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